石鹸って毎日使うものだから、つい日常に埋もれがちだけれど、こだわってみたり楽しんでみると生活がぐんと変わってくるので私も高校生のころから少しずつ楽しんでいます。きっかけは母がタンスに昔の石鹸を入れていて、その香りがほのかに洋服にしみるんだよっていうのを聞いて、高校生だった私はなんとなくロマンチックで素敵だなっておもったのが始まりです。そのとき母が1つ、母のタンスに入っていた石鹸をくれたので私も自分のタンスに入れました。毎日洋服を選ぶたびに目に入る石鹸とかすかな香りが、気持ちを前向きにしてくれました。

今は石鹸をタンスには入れていませんが、その代りに毎日自分が体を洗ったり手を洗ったりする石鹸はボディソープやハンドソープといった液体のものではなく、固形のものを選んで使っています。はじめは液体のものは私の肌に刺激が強すぎて、肌トラブルを起こしちゃったのをきっかけに自分に合う刺激の少ないものを探すようになりました。

今お気に入りで使っているのは天然成分のみで作られている固形石鹸で、一般的な固形石鹸を作る際に使用する、石鹸を固めるための凝固剤というのを使っていないちょっと珍しいタイプのものです。そのため、長い時間水やお湯に触れていると溶けるというかどろどろ、ふにゃふにゃになってしまいます。バターが解ける感じのイメージで溶けちゃうので、お風呂で使った後は、お風呂場から出して、通気性のいいところにおいて乾燥させています。ちょっと面倒くさいように感じるかもしれないけど、石鹸に対する愛のような感じで私はそれを楽しんでいます。

たまに忙しくてお風呂場から出すのを忘れちゃったりすると次の日、石鹸がどろどろで、泣いているような気がしちゃって申し訳なくなってしまうことさえあります。でも本当にそのくらい大好きな天然成分だけでできた石鹸。香りは強くないけれど、とてもほのかに香る上品な香りがまたほっとするし癒してくれる存在です。今日もまた一緒にお風呂に入るのが楽しみです。